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2018.02.18

久々に配置表を購入

Dscn6381_800sと言っても、鉄道図書刊行会の「配置表」ではありません。
最近、興味深い書籍、ムックを発行しているイカロス出版の「国鉄蒸機機関車配置表」です。德永が益男氏が、苦労して蒐集された現業機関で作成された配置表の集大成です。
価格は、4、611円+税

合わせて、岡本憲之氏著の「ニチユ機関車図鑑」を購入しました。
年末に、書店に発注していたのですが、やっと納品されました。

Dscn6383_800s「配置表」は、344ページの大部ですから、この価格は”安い”とさえ感じます。内容は、左の写真の様な感じです。「原板復刻」と題されているように、一次資料である、現業機関の書類を、そのまま復刻している点が特筆されます。「そのまま」だから簡単だ、と思う人が有るかもしれませんが、例えば消えかかっている、謄写版刷りの書類を製版するには、相当骨の折れり作業だったでしょう。巻末には、不明瞭な箇所を判読して補足しているので、それが窺えます。また、装備を示す記号が表示されていて、興味深いです。昭和6年分には「空気砂撒き装置」などと書かれているページも有って、空制化による装備が、ブレーキだけで無い事を、あらためて実感出来ます。 収録は、昭和6年~44年の代表的な年度とも言える、7年分なので、昭和初期から、蒸機終焉前の足音が聞こえる時代までを網羅していると言って良いでしょう。時代によっては、蒸気機関車以外の、機関車や気動車も掲載されていますので、事実上「動力車配置表」と言えます。
巻末には、松謙氏による解説「機関車配置表を読む」が有ります。かつて「形式シリーズ」で研究されたものが生かされているのだと思います。これにより、機関車の運用面の俯瞰が出来るので、興味深いです。これまでに発行された、機関車解説書が、形式毎・メーカー毎などで有り、機関車自体の研究は相当進んでいたのですが、どこでどのように使われていたか、を俯瞰できる資料はまとまっていませんでした。しかし、この本で運用面の基礎資料の一つが公刊された意義は大きいと思います。

さて、もう一つの「ニチユ」の資料集も、びっくりです。さすが岡本憲之氏だ、と言える本です。「加藤製作所機関車図鑑」が出たときに、「ニチユも欲しいね」などと言っていたのですが。255ページに及ぶ写真と図面、それに機関車台帳は、かつて全国に居た、「ニチユ」の全貌を明らかにした本書の資料的価値は絶賛に値します。もちろん、模型化の参考になることは間違いないです。

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