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2013.07.19

JMポイントの実験

2013年7月14日に大阪市内で行われた、のJM(13mm)運転会で、ポイントの通過実験を行いました。実験以外の報告は記事を参照下さい。

Jm_dscn2889_800s特注のロストパーツによるフログを使ったハンドレイドのポイントで構成される美しいポイント群です。流れるようなレールは美しく、しばし見とれました。昨秋の大阪合運でお披露目されたのですが、ゆっくりと拝見できてませんでした。

Jm_bg_dscn2901_800s_2当日の主目的は、このポイントを市販車輌を改軌した輪軸が通過出来るかを確認実験することです。走行性能が苦しいと思われる、固定軸距離の長いアクラスやKATOのワム80000などを主に、いくつかのバックゲージの実験用輪軸を実装して持参しました。用意したBGは11.0、11.2、11.3、11.4とJM統一規格輪軸であるスパイク製です。
このポイントは、フランジウェイ=0.8、フログ部のガードレールはBG=11.4通過を目標仕様として設計されました。理屈上BG=11.4未満のもの、フランジ厚み=0.8を越えるものは、なんらかの不具合が有ります。
すなわち、JM統一規格以外は、脱線するか、浮き上がってしまうと、予想して実験開始しました。

BG=11.0から順次走行させてみると、浮き上がりながらも、案外脱線せずに走行します。フランジの先端が、尖っていたり角張っていないのが幸いしているようです。とてもお勧め出来る走行状態ではありませんが、4軸固定のアクラスワム80000でも、まず脱線しません。ここまでは予想通りです。
ところが! フランジが厚いはずの車輪をBG=11.4のテスト車が、浮き上がり、落ち込みも無くスムーズに走るでは無いですか???  幅0.8しかないフランジウェイを通過している事になります。これはどういうことだと、車輪の寸法を測り直すと、フランジが薄いのです。想定していたより、50μmぐらい薄いと思われます。測り方によっては0.8未満になりますので通過出来るようです。僅かな差ですが0.8か0.9かと議論している寸法ですから、びっくりの差なのです。なお「ぐらい」とぼかしているのは、JMでは、フランジ厚さを計測する方法が決まっていないためです。このあたりの解説はTransPacific Railroadに詳しいので参照して下さい。

・・・・KATOの輪軸のバックゲージを11.3に決めたときの話は(続き)で

さて、なぜうまく走るのでしょうか? まずは20年前に遡らなくてはいけません。

<私がKATO製輪軸をバックゲージ=11.3に決めた理由>
20年前に大阪合運が始まった頃、JMに移行を決心した管理人は、KATOのDD51を持参して、ムラサキ会の13mmレイアウト(会員個人所有)を試走してみました。BG=11.0は全くダメでした。このレイアウトは、スパイクモデル製の薄い車輪が、フログで落ち込まないように、フランジウェイを狭くしてある関係(篠原製の改造)で、バックゲージを広くしないと通過出来ない仕様でした。しかし、BG=11.5にすると、ゲージが13.0を越えてしまうので、スパイク製と同じバックゲージに出来ないのは自明でした。そこで、BG=11.2~11.4の間で、走行実験を重ねた結果、BG=11.2~11.3なら、ムラサキ会のレイアウトで走行出来る事が分かりました。この結果に気をよくして20年間BG=11.3(-0.1+0.0)を採用してきました。

驚愕の事実!
Kato_dd51_dscn2923_800sしかしです、KATOの車輪は、いつの間にか変わっていたのです。もちろん、何度もいじっていたので、もっと早く気づくべきだったのですが、うかつな事にこの実験を行うまで、再測定していませんでした。あらためて、DD51を比べてみました。左が20年前、右が最新(北斗星色)です。この程度の写真でも、分かるかと思いますが、フランジの形状が変わっています。厚み、フランジ角、先端部のRなどが違います。いつ変わったのかご存じの方は、ぜひご教示願いたいです。黒染め車輪に変わったときでは無いかと推定しています。
他メーカーでも、NMRA RP-25のCODE=110をターゲットとしていると思われる、「厚い車輪」と呼んでいる、輪軸を見てみると、アクラス、TOMXなども、20年前のKATOよりは薄く、現在のKATOと同程度と思われます。

早く、JMもゲージングポイントを決定して、フランジ厚みを正確に記述できるようにしないと行けない時期に来ているようです。

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コメント

フランジ角度が変わったことが影響しているような感じですね。踏面走行ではなく、フランジ走行で通過している可能性はどうでしょうか。

投稿: ヤマ | 2013.07.21 00:18

ヤマさん
ご指摘有り難うございます。
確かに、踏面で走行している確証は無いですね。目視で浮き上がりが認められないので、フランジ先端では無さそうですが、フィレット部に掛かって、少し浮いている可能性はあります。

だんだん実験が難しくなってきますね。次の運転会までに実験用車輌を用意しなくては。

投稿: 廣瀬 | 2013.07.21 00:27

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