けむりプロ監修『忘れ得ぬ鉄道情景』
「忘れ得ぬ・・・」とは「鉄道賛歌」で「忘れ得ぬ蒸気機関車たち」と題して、東武ピーコック、クラウス兄弟、雄別9046、8700・・・などが紹介されたコーナーの名前に由来します。本号では、巻頭が「忘れ得ぬ・・・」のコーナーで、旧狩勝峠、山科大カーブの「つばめ」、斜光線の花輪線、頸城のコッペル、西大寺鉄道、宇佐参宮鉄道と国鉄のオーバークロスなど、模型化したくなる情景が、心を揺さぶります。
続く、組写真・レポートも、わくわくするものが目白押しです。冬の頸城、明礦平山、キャス・シーニック鉄道(シェイの走るアメリカの保存林鉄)、インド辺境のパグナルのBサドルタンク、はては砥石山のトロッコ軌道。締めはあの「蒸気機関車誌」に連載された「羅須通信」が復活するという趣向です。個人的に特に気になる記事を紹介しましょう。林鉄のシェイは行ってみたい保存鉄道だったのですが「絶対行かなくては」に変更です(笑)松本健一氏の、新緑の林間のシーンは、輝くばかりです。 パグナルはインドの辺境アッサムの2feetです。高野陽一氏の素晴らしいカメラアイと軽妙な紀行文で、臨場感を共有出来る気分です。砥石山は、車両無しのシーンですが、線路好きにはたまらないです。このシンプルさが、分かる人には分かる・・・ と云ったところでしょうか。
No.1と云うことで、続編も期待しています。
管理人撮影の関連写真です。デリーの博物館のバグナルと、砥石山の別アングルです。
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