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2011.04.22

レイアウト参考書・2題

最近、以前から欲しかった洋書を2冊入手しましたので紹介します。

Model Railroading with John Allen by Linn H. Westcott
Gd_2

ジョンアレンの名著が25年ぶりに再版(復刻)されました。
25年前は、お小遣いが無くて入手し損ねましたが、今回は見逃せませんので早速入手した訳です。レイアウトを目指すものなら、名前を知らないとモグリとも言えるジョン・アレンのG&D鉄道を紹介した名著です。
モデル・レイルローダースの編集長を長きに渡って務め、アレンの友人でもあったリン・スコットが、まとめた本です。
アレンの死後、執筆が進められ、スコットにとっても遺作となり、没後の1981年に発行されました。
入手したのは、最近カルンバックから再版されたハードカバー版です。特に今回は、増補版とも言える内容らしいので(どの部分か分かりません)まさに買い時です。残念ながら、私は英語が不得意なので、スコットの「ウィット富んだ名文」との評判の文章のニュアンスが読み取れないのですが、アレンの手による秀逸な写真を見るだけでも、入手する価値があります。

このレイアウトが40年~60年前に建設された事を考えると「天才」「神の手」という言葉しか思いつきません。現在の製品、材料でもG&Dを超えるレイアウトは無いと言っても過言では無いはずです。内容は、TMS誌のバックナンバーで、部分的に拝見していましたが、改めて見ると圧巻です。初代レイアウトから未完に終わった三代目までを網羅し、レイアウト制作だけに止まらず、車輌、運転方法、入替ゲームに至るまでを紹介しています。巻末には、広告に登場するG&Dのコーナーが有り、これが時代を良く表していて面白いです(この部分が増補か?)。

G & Dの素晴らしさの表現には、枚挙にいとまはないですが、一つだけ挙げるとすると、色彩感覚の素晴らしさだと思います。
すなわち、全体的な彩度の低さが際立つのですが、きれいなのです。うまい例えが思いつきませんが、「小学生の絵」・・・私のことです・・・と、「作家の絵」の違いなのか??? という感じです。これは、言葉では言い尽くせないので、ぜひ手にとってじっくりと観察して下さい。

Narrow Gauge in the Rockies
Narrow_gauge_in_the_rockies_3

「蒸気機関車誌」’69年春号のけむりプロ座談会「鉄道賛歌」で、メンバーが結成前に「みんな買っていた」という本です。
座談会中では「活動の原動力になった」とまで評される写真集です。さらに、「FAB Articles」で松・謙さんも推薦されて居られたので、さらに欲しくなってきた訳です。それが、ひょんな事でFABさんで購入しました。

入手したのがペーパーバック版のせいか、紙質・画質は古さを感じさせるものなのですが、50年前の発行なので仕方ないでしょう。むしろ、時代を感じさせる点で「古典」を手に取る感覚で楽しいものです。

はたして内容は? 予想を覆さない、素晴らしいものです。
写真、紀行文、路線図、食堂メニュー、図面・・・ 紙媒体総動員のこの編集は素晴らしいですね。これが1958年発行とは・・・
つたない英語力なので、写真ページから読み始めました。「ビジネスカー」の話やら、知らなかった事が次々に登場して、わくわくします。

鉄道全体を紹介していく、しかも模型化などを想定しているとしか思えないようなシーンが満載です。イメージを膨らませる写真、ストラクチャーが良く分かる写真なども多いです。このような素晴らしい、書籍が多数発行されている事が、北米でレイアウトが盛んな要因の一つに挙げられるという説に合点がいきます。日本では類書は少なく、交友社「鉄道賛歌」、エリエイの「寿都鉄道」などが挙げられるぐらいでしょうか。

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